風力発電建設問題について申し入れ
 日本共産党北部地区委員会は4月24日、佐世保市宇久町に予定されている国内最大級の風力発電建設問題について、朝長則男佐世保市長に「建設に慎重な態度を」との申し入れを行いました。申し入れにはふちせ栄子比例候補と山下千秋佐世保市議が参加しました。

 「風力発電による被害の全国事例を調査し公開すること」「建設計画の全体像を明らかにすること」などの申し入れに対し、永安啓祐環境部長は「供用開始は2013年度からであり、業者への情報の提供をお願いし、市として情報の収集に務めている」と述べ、申し入れを市長に伝えることを約束しました。

 山下千秋市議は愛知県豊橋市や静岡県東伊豆町での風力発電による被害の実態を紹介しながら、「宇久町は畜産も盛んなところで、人への被害だけでなく牛への被害も懸念される」と述べ、市の情報収集の遅れをきびしく指摘しました。

 ふちせ栄子候補は環境アセスの基準がまだ確立していないなかで、県が環境アセスをクリアしても疑問が残るのではないかと問題点を指摘し、市長が建設を同意しないように申し入れました。

市長への申し入れ書