自衛隊は国民の監視活動をやめよ
自衛隊相浦駐屯地で抗議の申し入れ

自衛隊情報保全隊による違法・違憲の国民監視活動や情報収集活動について、内部告発文書に掲載されていた日本共産党長崎県北部地区委員会と新婦人佐世保支部、佐世保原水協佐世保市平和委員会、佐世保民商の代表が14日、佐世保市大潟町の陸上自衛隊相浦駐屯地を訪ね、ふちせ栄子参院長崎選挙区候補が「監視活動の即刻中止と、今までの監視活動の実態の公表と、直接人権侵害を行った関係者への謝罪をせよ」との申し入れを行いました。
 山下千秋佐世保市議・佐世保原水協理事長は、内部告発の文書の一部を示しながら「ここには私たちの活動が4カ所も出ている。この活動は外部に事前に公表していないのに、どうしてそれを承知されたのか」「何を根拠にこうした監視活動が正当化されるのか」と追及しました。
 応対した南信男・陸上自衛隊第三教育団本部総務課長は「そういう事実を聞いていない」との返答にたいし、山下市議は「国会でわが党の追及で久間章生防衛大臣もこの情報活動を認めている」とさらに追及しました。
 抗議に参加した各団体の代表も「核兵器は国民の願い。これを監視するとは許されない」「佐世保民商の事務所は原水協や平和委員会に事務所になっているが、ここを常時監視してのか」「イラク戦争反対は私たちのまわりにいる自衛隊員の家族の思いでもあるのに、こうしたスパイ活動は断じて許さない」などと抗議し、文書での回答を要請しました。 
 南氏らは「申し入れは上司に伝える。上級部隊に報告する」と述べました。
 
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  抗議の申し入れを行うふちせ栄子参院長崎選挙区候補